悪魔の呪いで白鳥の姿に変えられたオデット姫は夜の間だけ人間の姿に戻ることができる。
ある夜、湖のほとりにやってきたジークフリート王子は、儚くも可憐に舞うオデットに心奪われ、愛を誓う…。
白鳥の姿に変えられた王女オデットと王子の真実の愛の物語。
ある王国の宮廷の庭で、王子ジークフリートの成人を祝う宴が催されていた
そこに王妃が登場し、もう成人なのだから、明日の舞踏会で花嫁を選ぶように王子に命じる
それを聞いて気が重くなった王子は、気を紛らわそうと王妃から贈られた弓矢をもって白鳥狩りに出かける。
湖畔にて。
白鳥を射ようとした王子は、王冠を戴いたひときわ美しい白鳥が美しい娘に変わる様子を目にする。
王子に気がついた白鳥は、自分はオデット姫で、悪魔ロットバルトに白鳥の姿に変えられ、夜だけこうして人間に戻ることができると身の上を話す。
そして、この呪いを解くには永遠の愛を誓うことだと言う。
これを聞いた王子は愛を誓い、二人は心を許し合うが、やがて夜明けが訪れる。
オデットは王子に別れを告げ、白鳥となって飛び立ってゆく。
宮廷では舞踏会が催されている
王妃は、王子に各国の王女の中から花嫁を選ぶように命じるが、王子は昨夜のオデット姫を忘れられることができない
そこに、騎士に変装した悪魔が娘のオディール(黒鳥)を連れて現れる
オデットにそっくりなオディールを見て王子は彼女を花嫁に選び、永遠の愛を誓ってしまう
騙されたことを知った王子はオデットを探して城を飛び出し、湖に向かう。
湖畔では裏切られたことを知り、嘆き悲しんで人間の姿のまま命を絶とうとするオデット姫を同じように白鳥にされた娘たちが必死に押しとどめる
そこに王子が駆け付け、オデット姫への変わらぬ愛を訴える
オデットは湖に身をおどらせ、王子も後を追う。死をも恐れぬ二人の愛の前に、悪魔は滅びる。
新国立劇場バレエ団2015年6月バレエ公演より抜粋されたバレエ「白鳥の湖」の3分でわかる!バレエのシリーズ映像です。
新国立劇場バレエ団の華やかで素晴らしいバレエをぜひ体験してください!
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